サーバーツール
FileBlogサーバーには[FileBlog.exe]というコマンドラインツールが含まれています。
[インストールフォルダ]\bin\fileblog.exe
コマンドラインツールの実行準備
コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動します。
右クリックなどすると「管理者として実行」のメニューが表示されます。
起動後に「管理者」が表示されていることを確認します。
コマンドラインツールの保存されているフォルダに移動するコマンドを実行します。
cd C:\Program Files\Teppi Technology\FileBlog\5.0\Bin
上記は標準既定の[インストールフォルダ]のパスです。
インストール環境に応じたパスに変更してから実行してください。
フォルダが移動したら準備完了です。続けて以下で紹介する各種コマンドを実行します。
文書数のカウントを実行する
検索対象文書数のカウントのみを対象にインデックス再構築のクロール処理のみを実行することができます。
インデックス初期構築前や検索除外の設定後に検索対象文書数の調査・確認ができます。
fileblog.exe publish crawlonly <dir>
アクセスログをCSV変換する
出力されるアクセスログファイルはLTSV形式です。 Excelなどを使って集計するときはツールを使用してCSV形式に変換してください。
fileblog.exe accesslog converttocsv
このコマンドを実行するとツールがCSV変換を実行します。
アクセスログフォルダにある全アクセスログファイルをCSV形式に変換して保存します。
列順が統一されます。
CSVファイルの出力先フォルダ
[AppData]\AccessLog\Log\csv
タグ情報を一括登録する
CSVファイルをインポートすることでファイル/フォルダにタグ情報を一括登録することができます。
fileblog.exe tag import <CsvPath>
<CsvPath>
は、D:\output\tagsimport.csv
のように実在するCSVファイルのパスを指定します。CSVファイルはFileBlogからエクスポートした形式を使用します。
エラーログも出力する
CSVファイルの取り込みに失敗した行を抽出するには次のコマンドを実行します。
コマンドプロンプト画面にエラーを表示させるコマンドです。
fileblog.exe tag import <CsvPath> 2>&1
ファイルをエラーを出力させるコマンドです。(コマンドプロンプト画面には表示されません)
fileblogclient.exe tag import <CsvPath> > <OutPath> 2>&1
<OutPath>
は、c:\work\result.txt
のような出力先のパスを指定します。
タグ情報を一括出力する
CSVファイルにタグ情報を一括出力することができます。
<dir>
には対象フォルダをVFSパスで指定します。例)/DocRoot/Share
<CsvPath>
には対象CSVのファイルパスを指定します。例)D:\work\tag-output.csv
指定フォルダのタグ情報を出力する
フォルダを指定してタグ情報を一括出力します。
指定したフォルダの直下にあるファイル/フォルダのタグ情報を出力します。
fileblog.exe tag export <dir> <CsvPath> --List
指定フォルダの直下とサブフォルダ以降にあるファイル/フォルダのタグ情報を出力します。
fileblog.exe tag export <dir> <CsvPath> --List --Recurse
検索結果のタグ情報を出力する
検索結果にあるファイル/フォルダのタグ情報を一括出力します。
fileblog.exe tag export <dir> <CsvPath> --Keyword xxx
xxx
に検索キーワードを指定します。
コマンド例
指定フォルダにてキーワード
仕様書
で全文検索した結果のタグ情報を出力します。fileblog.exe tag export /DocRoot/share D:\output\tags.csv --Keyword 仕様書
指定フォルダの階層に含まれるフォルダのみのタグ情報を出力します。
fileblog.exe tag export /DocRoot/share D:\output\tags.csv --Keyword "type:folder"
アーカイブを一括実行する
CSVファイルの指定で複数ファイルのアーカイブを一括実行することができます。 アーカイブ機能の使用にはオプションライセンスが必要です。
fileblog.exe timestamp archive <CsvPath> <ResultCsvPath>
<CsvPath>
には対象CSVのファイルパスを指定します。例)D:\work\archive.csv
<ResultCsvPath>
には成否結果を出力するファイルパスを指定します。例)D:\work\result.txt
CSVファイルの仕様
エンコーディングはUTF-8です。
1行目はヘッダーで
__PATH__
を記述します。2行目以降に
/
で始まるファイルパス(VFSパス)を記述します。WEBドキュメントルートの指定はできません。
__PATH__
/DocRoot/aaa/bbb.pdf
/DocRoot/aaa/ccc.pdf
結果の見方
実行後に5項目の結果が出力されます。
INPUTPATH,SUCCEEDED,DETAIL,OUTPUTPATH,BACKUPPATH
/Docs/working/invoice.pdf,True,,/Docs/archives/invoice.pdf,/Docs/original/invoice.pdf
列名 |
説明 |
---|---|
INPUTPATH |
アーカイブ対象ファイルパス |
SUCCEEDED |
成否(TRUE/FALSE) |
DETAIL |
失敗時のエラーメッセージ |
OUTPUTPATH |
アーカイブ先のファイルパス |
BACKUPPATH |
原本保存先のファイルパス |
プレビュー保存フォルダを掃除する
プレビュー保存フォルダには運用中に出力されたファイルが保存されています。 それらファイルを一括削除することができます。
erroru.txt を削除する
プレビュー作成の失敗時に記録されるファイルです。
fileblog.exe tpi purge errortext <dir>
<dir>
では対象フォルダをFileBlogのVFSパスで指定します。例)
/DocRoot/Smaple/Test
bodyerror.txt を削除する
インデックス登録用にファイルからテキスト抽出したときの失敗時に記録されるファイルです。
fileblog tpi purge bodyerrortext <dir>
bodyu.txt・bodyerror.txt の両方を削除する
bodyu.txt
はインデックス登録用にファイルから抽出したテキスト情報です。
fileblog.exe tpi purge bodytext <dir>
プレビューファイルを削除する
サムネイル・プレビュー用のファイルです。
fileblog.exe tpi purge preview <dir>
プレビュー保存フォルダ内のファイルを削除する
errou.txt
bodyerror.txt
bodyu.txt
プレビューファイル
を削除します。
fileblog.exe tpi purge all <dir>
削除するファイル形式を指定する
fileblog.exe tpi purge bodytext <dir> --mask *.pdf;*.tiff
--mask
で拡張子を指定します にて、 *.docx
や*.xlsx;*.pptx
のように単数また複数の拡張子を指定します。
インデクサーを停止・開始する
Fb5Indexerサービス(インデクサー)の停止・開始を実行するコマンドです。
停止
fileblog.exe service stop --name indexer
開始
fileblog.exe service start --name indexer