タグ定義

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タグ定義

概要

Ver3.7.0以降、ファイルやフォルダにタグ(メタ情報)を付加することができるようになりました。

タグ項目は、文字列型、日付型、真偽型、整数型の指定ができます。Ver3.16.0から浮動小数点型に対応しました。

Ver3.15.0以降、概要、コメント、Officeプロパティがタグに統合されました。また、Officeプロパティは標準では無効化されています。有効化するにはこちらをご覧ください。

 

設定方法

システム設定 > タグ定義 からタグ定義画面を開きます。

fbman_tag01

追加ボタンを選択します。

fbman_tag02

値を入力しOKをクリックします。

各パラメータの意味は以下のとおりです。

名前

説明

フィールド名

システム内で使用されるフィールド名を指定します。半角英数のみ入力できます。ほかのフィールド名と重複しないようにしてください。

表示名

画面にに表示されるフィールド名です。

カテゴリ

タグをグループ化します。同じカテゴリ名のタグがグループ化されます。カテゴリを /(半角スラッシュ) で区切ると階層を持たせることもできます。
例)
 基本/概要
 基本/コメント
 注文/発行日
 注文/アクセスNo

データ型

文字列 / 日付 / 真偽値 / 整数値 / 浮動小数点 のいずれかを指定します。

文字列は、text_ngram / text_cjk_uni / 完全一致 を選択できます。違いについては下記を参照してください。詳しくは弊社サポートまでお問合せください。

編集方式

テキストボックス(標準)は、ユーザーに直接入力させたい場合に指定します。

データ型を文字列に指定した場合に "選択式" を指定できます。ユーザーに選択させたい文字列の候補を複数指定します。
選択式はテキスト編集も可能にすることができ、「通常は選択させるが例外的な場合は入力させる」といった使い方ができます。
選択式は=(半角イコール)を使用すると表示名を変更することができます。
例)
 公開=pub
 非公開=sec
 その他=oth

コメント追記型は、テキストを追加していくことができます。

複数行入力を許可する

編集方式をテキストボックスにすると、値に改行を入力できるようにします。

候補値(検索用)

データ型が整数、浮動小数点の時に使用されます。

値の範囲=表示名のようなフォーマットで指定します。詳細検索時に候補として選択できるようになります。

入力制限

Ver3.16.0にて対応しました。

文字列の場合は、正規表現による入力制限を指定できます。空白は無制限となります。

整数、浮動小数点の場合は、最小値、最大値を設定できます。

プロパティパネルでの表示を読み取り専用にする

ユーザーによる変更を禁止します。

 

文字列の説明は以下のとおりです。

文字列

説明

text_ngram

インデック登録はファイル名検索と同じ方式です。

全文検索(全角文字):部分一致検索

全文検索(半角文字):部分一致検索(要ワイルドカード)

型番やIDなどの1行テキストの入力に向いています

文字量が増えるとインデックスサイズも大きくなります

text_cjk_uni

インデックス登録はの全文検索と同じ方式です。

全文検索(全角文字):部分一致検索

全文検索(半角文字):単語や文字列の塊

コメントやフリーテキストの入力に向いていて長文テキストも可能

完全一致

インデックス登録は完全一致の方式です。

全文検索(全角文字):部分一致検索(要ワイルドカード)

全文検索(半角文字):完全一致

自由入力を禁止し、選択肢で「分類」を入力するものに向いています

インデックスサイズが小さいです

完全一致,空白区切り

上記の完全一致と異なり、空白で単語を区切ります。

 

「保存する」をクリックし、「今すぐ再起動する」を選択してサービスを再起動をします。

タグを追加したいファイルを開きます。

fbman_tag03

閲覧画面の右側の情報パネルに追加したタグが表示され、編集ができるようになりました。

データ型の文字列にした場合は全文検索で検索できるようになります。

 

タグ一覧

Ver3.16.0において、ファイル一覧の表示メニューにタグ一覧が追加されました。

0235

タグ一覧には定義されているタグのうち、

・文字列型(ただし複数行入力が許可されていないもの)

・文字列型以外

のみが表示されます。

列の表示順は、タグ定義の順番通りになります。

 

既定プロパティから選択して追加(旧Officeプロパティの有効化)

Ver3.15.0以降、Officeプロパティがタグに統合され標準では無効化されています。有効化するには以下の操作を行ってください。

fbman_tag04

「既定プロパティから選択して追加」をクリックします。

 

fbman_tag05

 

fbman_tag06

有効化したいOfficeプロパティを選択してOKをクリックします。

設定を保存し、サービスを再起動します。

 

fbman_tag07

情報パネルにOfficeプロパティが表示されました。

 

エクスポート

複数ファイルのタグの値をCSV形式で一括してエクスポートすることができます

エクスポートしたいフォルダのメニューから

一覧出力 > タグエクスポート (CSV形式) を実行します

 

 

インポート

複数ファイルのタグの値をCSV形式で一括してインポートすることができます。

フォルダのメニューから、一覧出力 > タグインポート (CSV形式) を実行します。

 

備 考

タグエクスポート (CSV形式)で出力したCSVファイルのフォーマットがそのまま使えます。

CSVファイルのエンコーディングは、ShiftJIS, UTF8 のいずれも可能です。

システム管理のタグ定義に設定のないフィールドは取り込むことができません。

CSVファイルには必ず「PATH列」が必要で、 / から始まる相対パスを指定する必要があります。

「PATH列」以外は、タグ定義にて定義された「表示名」を列名として使用します。

途中の行で取り込みに失敗した場合、その行以降の取り込みはキャンセルされます。

途中の行で取り込みに失敗した場合、その行より前の行の取り込み結果を元に戻すことはできません。

途中の行で取り込みに失敗する原因の例です。

oファイルに対してプロパティのアクセス権・書き込み権がない場合

o型変換に失敗した場合(真偽型に"ABC"などを設定)

oPATH列の値が、不正な形式の場合

o存在しないファイルのパスを指定した場合

真偽型はエクスポートすると、"TRUE"・"FALSE" に変換されます。画面表示では、"はい"・"いいえ" です。

日付型は、エクスポートするとシステム日付形式(jaならyyyy/mm/dd)で出力されます。インポート時には同じ形式もしくはUTC形式(例:2016-10-23T15:00:00Z)を指定できます。

空白値を指定した場合、そのプロパティはファイルから削除されます(文字列型以外の場合に限ります)

インポートが正常に完了した場合、メッセージを表示することなくダイアログが閉じられます。

インポートに失敗するか中断された場合、エラーメッセージを表示した後にダイアログが閉じられます。CSVファイルを修正して、再度CSVファイルをアップロードしてください。