ACLサーチ(高速な検索)について

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ACLサーチ(高速な検索)について

ACLサーチとは

検索インデックスを構築するときに、アクセス権情報を含めたインデックスデータの構築を行います。

検索を実行するログインユーザーの権限でアクセス可能なファイルをインデックスデータのアクセス権情報をもとに検索結果として表示します。

 

ACLサーチのメリット

検索インデックスにアクセス権情報を含めることで、検索実行時にアクセス権のあるファイルだけを高速に検索結果一覧として抽出することができます。

ACLサーチを使用しない場合、権限の小さいユーザーが広範囲を対象に検索すると、検索結果一覧を取得しても結果のほとんどがアクセス権不足で表示できないため、ユーザーがアクセス可能な検索結果を表示する(整理する)のに時間を要します。

 

ACLサーチの利用条件

FileBlogは、以下のいずれのかの条件において、ファイルのアクセス権を検索インデックスに格納することで高速な検索を実行されます。

1.FileBlogサーバーと、ファイルサーバーが同一のWindows Active Directory ドメインメンバーであり、ファイルサーバーのファイル/フォルダのセキュリティ設定が当該ドメインのグループに対して設定されている場合

2.FileBlogをファイルサーバー自体にインストールした場合

 

1、2以外の環境の場合、ACLサーチ機能を無効(OFF)にすることが必要です。 

例えば以下のような環境の場合です。

FileBlogサーバーとファイルサーバーが同一ドメインに参加していても、ファイルサーバーのローカルグループにアクセス権を付与し、そのローカルグループにドメインユーザー/ドメイングループを含めることで間接的にドメインユーザ/グループにアクセス権が与えられている。

FileBlogサーバーまたはファイルサーバーがドメインに参加しない独立のワークグループにある。

 

ACLサーチの適用範囲

標準設定では、ACLサーチ機能は有効(ON)になっています。

Ver3.3より前のバージョンからバージョンアップすると、既存の検索インデックスにアクセス権情報は付加されません。
検索インデックスを初期化して再構築することが必要です。

 

ACLサーチの適用方法

ACLサーチ機能が無効になっている状態から有効にして、ACLサーチ機能を使用して検索できるようにする方法です。

1.FileBlog画面 > システム設定 > 設定全般(config.ini)を開きます。

2.絞込ボックスに acl を入力します。

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3.aclsearch を選択して、設定ダイアログで値にチェックをいれます。

4.設定を保存してサービスを再起動すると反映されます。

5.こちらを参考に、インデックスを初期して再構築します。