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FileBlogVer3.4.0以降、ファイルのパス形式が「ファイルシステムパス」へ変更されました。「ファイルシステムパス」についてはこちらをご覧ください。
FileBlogVer3.16.0以降、日付形式がISO8601に変更されました。
FileBlogVer3.12.0以降、検索アクセスログがキーワード以外の検索条件に対応しました。(これまでは...が出力されていました。)
操作につき1行が出力されます。各行は、カンマ区切りで以下に示す項目から構成されます。
例)"127.0.0.1","title.jpg","/share/img","fileblog.dll","","ファイル参照","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","","MSIE 10.0..."
•ドキュメントルート C:\share
•エイリアス share
列位置 |
説明 |
1列目 |
クライアントのIPアドレス |
2列目 |
アクセスしたファイル名もしくはフォルダ名 |
3列目 |
2列目のファイルもしくはフォルダの親フォルダ |
4列目 |
使用プログラム |
5列目 |
備考欄(現在の仕様では何も出力されません) |
6列目 |
操作名 (操作一覧については後述しています) |
7列目 |
ユーザーID |
8列目 |
操作日付 |
9列目 |
任意フィールド(ファイル移動時の移動元フォルダなどが記述されます) |
10列目 |
クライアントのユーザーエージェント |
•検索(キーワード)
"192.168.0.105","あいうえお","/share","fileblog.dll","","検索","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","55 T","MSIE 10.0..."
C:\shareフォルダにて、キーワード「あいうえお」で全文検索を行い、55件の検索結果となった場合。
2列目 検索条件
3列目 検索対象のフォルダ
9列目 [検索ヒット数] [TAB] [T:全文検索 or F:ファイル名検索]
•検索(仮想ドキュメントルート)
"192.168.0.105","あいうえお","","fileblog.dll","","検索","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","112 F","MSIE 10.0..."
仮想ドキュメントルートにて、キーワード「あいうえお」でファイル名検索を行い、112件の検索結果となった場合。
3列目 「検索対象のフォルダ」が空になります。
※ 仮想ドキュメントルートとは、複数のドキュメントルートが設定されている場合に表示される仮想の親フォルダ「トップ」のことです。
•ファイルの閲覧(単ページもの)
"192.168.0.105","test.doc","/share","fileblog.dll","","ファイル参照","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","","MSIE 10.0..."
•ファイルの閲覧(複数ページもの)
"192.168.0.105","test.doc","/share","fileblog.dll","","ファイル参照","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","2","MSIE 10.0..."
複数ページのプレビューが作成されているファイルで、2ページ目以降を閲覧した場合は、9列目にページ番号も出力されます。
•名前の変更
"192.168.0.105","test.doc","/share","fileblog.dll","","ファイル名変更","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","/share/test2.doc","MSIE 10.0..."
C:\share\test.doc を C:\share\test2.doc へファイル名の変更を行った。
9列目 変更後のファイルパスが出力されます。
•コピー
"192.168.0.105","test.doc","/share","fileblog.dll","","ファイルコピー","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","/share/hoge/test.doc","MSIE 10.0..."
C:\share\test.doc を C:\share\hoge のフォルダへコピー。
9列目 コピー後のファイルパスが出力されます。
•移動
"192.168.0.105","test.doc","/share","fileblog.dll","","ファイル移動","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","/share/hoge/test.doc","MSIE 10.0..."
C:\share\test.doc を C:\share\hoge のフォルダへ移動。
9列目 移動後のファイルパスが出力されます。
•削除
"192.168.0.105","test.doc","/share","fileblog.dll","","ファイル削除","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","","MSIE 10.0..."
C:\share\test.doc を削除。
•アップロード
"192.168.0.105","test.doc","/share","fileblog.dll","","アップロード","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","","MSIE 10.0..."
C:\share へ test.doc をアップロード。
•ダウンロード
"192.168.0.105","test.doc","/share","fileblog.dll","","ダウンロード","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","","MSIE 10.0..."
C:\share\test.doc をダウンロード。
•更新(メモの保存、上書き更新)
"192.168.0.105","test.doc","/share","fileblog.dll","","ファイル更新","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","","MSIE 10.0..."
C:\share\test.doc を上書き更新。
•プロパティ(概要、コメント、Office文書プロパティ)の変更
"192.168.0.105","test.doc","/share","fileblog.dll","","拡張属性変更","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","","MSIE 10.0..."
C:\share\test.doc のプロパティを変更。
新規メモ
"192.168.0.105","新しいドキュメント.thtml","/share","fileblog.dll","","ファイル作成","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","","MSIE 10.0..."
C:\share\新しいドキュメント.thtml という名前でメモ作成。
•新規作成
"192.168.0.105","新しいフォルダ","/share","fileblog.dll","","ディレクトリ作成","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","","MSIE 10.0..."
C:\share\ に新しいフォルダという名前でフォルダ作成。
•名前の変更
"192.168.0.105","NewFolder","/share","fileblog.dll","","ファイル名変更","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","/share/NewFolder2","","MSIE 10.0..."
C:\share\NewFolder というフォルダ名をNewFolder2へ名前の変更。
9列目 変更後のフォルダパスが出力されます。
•コピー
"192.168.0.105","NewFolder","/share","fileblog.dll","","ファイルコピー","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","/share/target/NewFolder","MSIE 10.0..."
C:\share\NewFolder を C:\share\target へコピー。
9列目 変更後のフォルダパスが出力されます。
※ FileBlogVer3.4.0以降、フォルダのコピー時は親フォルダのコピーログのみ出力されるようになりました。
•移動
"192.168.0.105","NewFolder","/share","fileblog.dll","","ファイル移動","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","/share/hoge/NewFolder","","MSIE 10.0..."
C:\share\NewFolder を C:\share\hoge\NewFolder へ移動。
9列目 変更後のフォルダだパスが出力されます。
※ 移動されたフォルダの中のファイルについてはログ出力されません。
•削除
"192.168.0.105","NewFolder","/share","fileblog.dll","","ディレクトリ削除","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","","MSIE 10.0..."
C:\share\NewFolder を削除。
※ フォルダの中のファイルについても削除ログが出力されます。
•プロパティ(概要、コメント、Office文書プロパティ)の変更
"192.168.0.105","NewFolder","/share","fileblog.dll","","拡張属性変更","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","","MSIE 10.0..."
C:\share\NewFolder のプロパティを変更。
•ログイン
"192.168.0.105","","","fileblog.dll","","ログイン","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","","MSIE 10.0..."
•ログアウト
"192.168.0.105","","","fileblog.dll","","ログアウト","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","","MSIE 10.0..."
•セッションタイムアウトによるログアウト
"192.168.0.105","","","fileblog.dll","","セッションタイムアウト","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","","MSIE 10.0..."
セッションが切れた場合に出力されます。
•パスワード変更
"192.168.0.105","","","fileblog.dll","","パスワード変更","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","","MSIE 10.0..."
•拒否
"192.168.0.105","test.doc","/share","fileblog.dll","","拒否-ファイル削除","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","","MSIE 10.0..."
"192.168.0.105","test.doc","/share","fileblog.dll","","拒否-ファイルコピー","User1","2019-04-01T00:00:00.000+09:00","/share/hoge/test.doc","",,"MSIE 10.0..."
それぞれの操作に対して、権限のないユーザーが行った場合にも「拒否-○○」という操作名でログが出力されます。
ファイルの一覧表示や、システム設定の操作などはアクセスログに出力されません。
一定の期間が過ぎたログファイルはFileBlogサーバーによって定期的に自動削除されます。
画面下部のシステム設定 > アクセスログ > accesslog_duration で期間(日数)を変更できます。
標準では150日間の保存です。
アクセスログの出力フォーマットを変更できます。
•画面下部のシステム設定 > アクセスログ を開きます。
• accesslog_format を修正します。
•標準は次のように設定されています。
$(ip),$(name),$(parent),$(program),$(desc),$(event),$(user),$(date),$(some),$(ua)
o$(ip) クライアントのIPアドレス
o$(name) アクセスしたファイル名もしくはフォルダ名
o$(parent) 2列目のファイルもしくはフォルダの親フォルダ
o$(program) 使用プログラム(常にfileblog.dllです)
o$(desc) 説明
o$(event) 作名(操作一覧については後述しています)
o$(user) ユーザーID
o$(date) 操作日付
o$(some) 任意フィールド(ファイル移動時の移動元フォルダなどが記述されます)
o$(ua) クライアントのユーザーエージェント
※ アクセスログ形式をカスタマイズすると、アクセスログ集計ツール(レポートやランキング)が動かなくなります。
独自の集計ツールを使用する場合以外は変更しないでください。
FileBlog内で使用される独自のファイルパスの形式を「ファイルシステムパス」形式と呼んでいます。
ファイルシステムパスは以下のルールに従って表記されます
'/' + [エイリアス名 ]+ '/' + [ドキュメントルートからの相対パス]
相対パスの区切り記号は半角スラッシュ
FileBlogver3.5.0までは、'/' + [_root_]が使用されていました
例えば、ドキュメントルートが C:\Share 、エイリアスが SH1 に設定されている場合、C:\Share\hoge.txt は次のように表記されます。
/SH1/hoge.txt
ファイルシステムパスを使用すると、ドキュメントルートの実際のパスが変更された場合にもFileBlogは同じパスのまま使用できるというメリットがあります。