セーフプレビュー
より安全なファイルのプレビューを行うためにFileBlogで次の機能を備えています。
ダウンロード実行の制限
通信の暗号化
テキストコピーの制限
印刷実行の制限
透かし入りプレビュー/印刷
ダウンロード実行の制限
FileBlogではファイルに対して読み取り権限を持つユーザーは当該ファイルをダウンロードすることができます。
ファイルをダウンロードさせたくない場合は、ダウンロード操作を制限することができます。
設定方法は[アクセス権限の拡張]を参照してください。
通信の暗号化
PDF形式のプレビューの実行時にバックグラウンドでリクエストされるプレビューが暗号化されます。
プレビュー実行時の通信が傍受・盗聴されても、プレビュー用ファイルの中身は暗号化されているためFileBlogを通さずに内容を表示することはできません。
本機能は標準で無効になっています。
なお一部のWEBブラウザ(セキュアブラウザなど)では暗号化されたPDFファイルを復号化できないようです。
暗号化を有効にする
上記の「ダウンロード実行の制限」にてダウンロードが禁止されたフォルダで自動的にプレビューが暗号化されます。
テキストコピーの制限
FileBlogではプレビュー表示されたPDFファイルのテキスト情報を選択してコピーすることができます。
テキストコピーは無効にすることもできます。
無効化により制限される機能は2つです。
プロパティに表示される[全文テキスト]が非表示になります。
プレビューに表示されたPDF内のテキスト情報の選択ができないようになります。
[アクセス権限の拡張]で設定を行います。[FileTextSelection テキスト選択]にチェックを入れると無効化されます。
下図の右側が無効にしたときの表示です。
印刷実行の制限
FileBlogではプレビューに表示されるPDFファイルを印刷することができます。
実際には印刷ボタンを選択するとWEBブラウザ機能の印刷ドライバにデータを受け渡すだけなのでFileBlog自体が印刷ドライバの機能を持っているわけではありません。
プレビューに表示されるPDFファイルを印刷させたくない場合は、印刷操作を制限することができます。
設定方法は[アクセス権限の拡張]を参照してください。
なお本機能で印刷制限を設定してもWEBブラウザの印刷機能に制限をかけることはできません。
透かし入りプレビュー/印刷
FileBlogのプレビューで表示されるPDFファイルに透かしを挿入して表示させることができます。また印刷実行時に透かしをいれて出力させることができます。
既定ではユーザーIDとプレビュー実行年月日の文字列が連続して入ります。
本機能は標準で無効になっています。
透かしありにする設定
透かし機能は標準で有効になっています。
透かしを挿入するファイルの設定は[アクセス権限の拡張]で行います。[FileNotWatermark 透かし無し]にチェックを入れると透かしが挿入されるようになります。
透かし挿入対象の設定
透かしはプレビュー表示と印刷出力のいずれか、または両方に挿入できます。
[管理ツール > 設定全般 > water]で検索します。
[WebServer/WatermarkText]を選択して透かし表示するテキストを指定できます。
標準既定は
ユーザーID\ドメイン名 操作日時YYYYMMDD
が表示されます。変数を使用できます。
変数
説明
$(userid)
操作実行したユーザーIDが挿入されます。
$(useridWithDomain)
操作実行したユーザーID(ID@domain)が挿入されます。
$(today)
操作実行した年月日(YYYY/MM/DD)が挿入されます。
$(now)
操作実行した年月日時刻(YYYY/MM/DD hh:mm:ss)が挿入されます。
[WebServer/WatermarkFont]を選択して透かし表示のフォントを指定できます。
[WebServer/WatermarkOnViewer]を選択してチェックを入れるとプレビュー表示(PDF)に透かしが表示されます。
[WebServer/WatermarkOnPrint]を選択してチェックを入れると印刷時に透かしも出力されます。
[保存する]を選択してサービスを再起動します。