ver5 - バージョンアップの手順

最新版対応のライセンスファイルが必要です。

ライセンス期間内・保守期間内のお客様にライセンスファイルを無償で発行いたします。

ver5.xから最新版へバージョンアップする

ver5.xの環境では、最新版インストールプログラムの実行にて設定を引き継いで自動バージョンアップできます。

ver5.0からバージョンアップするときの注意点

次の設定項目は最新版では廃止されて別の設定項目に統合されています。バージョンアップ後はそのままだと従来どおりに動作しないため設定変更が必要です。

  1. WebServer/AllowedToSignInに統合

    • WebServer/UsersAllowedToSignIn(ログインを許可するユーザーIDの一覧)

    • WebServer/GroupsAllowedToSignIn(ログインを許可するグループIDの一覧)

  2. WebServer/AdminAccessRulesに統合

    • WebServer/AdminUsers(システム設定にアクセスを許可するユーザーIDの一覧)

    • WebServer/AdminGroups(システム設定にアクセスを許可するグループIDの一覧)

    • WebServer/AdminNetList(システム設定にアクセスを許可するネットワーク範囲)

  3. WebServer/DirectOpenAccessRulesに統合

    • WebServer/DirectOpenNetworks(直接開くを許可するネットワーク範囲)

    • WebServer/DirectOpenBlockedFileExtensions(直接開くを禁止するファイル拡張子の一覧)

ver5.0~5.3.1.1からバージョンアップするときの注意点

サービス開始の失敗について

検索対象文書数が700万文書以上ある環境ではFb5Indexerサービスの開始処理における既定時間を変更しておくことをおすすめします。

検索インデックスデータが大きい環境では更新インストールで既定時間内にサービス開始ができずにエラーとなる可能性があります。既定時間(標準120秒)を長めに変更しておくことでエラー発生を回避できます。

FFmpegについて

FFmpeg.exeを利用して動画ファイルのサムネイル作成している環境では、バージョンアップ後はそのままだと従来どおりに動作しないため設定変更が必要です。

[インストールフォルダ]\Binフォルダに配置してある[FFmpeg.exe]が、バージョンアップにより削除されてしまいます。[インストールフォルダ]\Binフォルダが最新化(入れ換え)されるためです。

バージョンアップの実施前に既存の[FFmpeg.exe]を退避させて、バージョンアップ後に改めて次のフォルダに配置してください。

[AppData]\ffmpeg\FFmpeg.exe

配置するフォルダの変更もできます。

ver4以前から最新版へバージョンアップする

FileBlog5.xへはインストールプログラムの実行だけ済む自動バージョンアップはできません。

完全な新規インストールが必要です。

新しいマシンへの移行時にバージョンアップするのがおすすめです。

既存環境でバージョンアップする

FileBlog5.xは、ver4以前の環境と共存できます。

  1. ver.4以前のサービスを全て停止します。

    • FbWeb、FbIndexer、FbSolr、FbPostgreSql、FbZooKeeperを停止させて手動起動にします。

    • ver4以前、ver5.xのサービスが両方とも自動起動になっているとOS再起動時に競合が起こって正常にサービス開始できません。

  2. ver5.xをインストールします。

    • ver4以前の環境と[AppData]フォルダを別にします。

    • プレビュー保存フォルダは共通化できますが、仕様が若干異なるのでお問い合わせください。

  3. 正常にver5.0が動作しなかったら

    • ver5.0の全サービスを停止して手動起動に変更したうえで、ver4以前のサービスを起動すれば元の環境に戻ります。

  4. ver4以前、ver5.0の両方を同時起動するには使用ポートの変更が必要です。(非推奨)

ユーザーインターフェース

ver4.2以前のインターフェースを使用している環境では、ver5.0にバージョンアップするとインターフェースが変わります。

少し見た目が変わったり検索窓の位置が変わったりします。

デモサイトでインターフェースを確認することができます。

ポータル

  • ポータル機能で使用されているindex.thtmlの仕様が変わります。

  • ver4.2以前のポータル環境はver5.0では動作しなくなるため、新しい仕様でindex.thtmlの書き直しが必要です。

  • 新しいポータル機能の仕様を確認してください。

  • ver4.3~4.5のポータル環境で<script></script>タグを使用している場合は書き直しが必要です。

  • トップやドキュメントルートフォルダにポータル表示をしている場合は追加設定が必要です。