アーカイブフォルダの設定

アーカイブ機能に使用するフォルダは、3つのフォルダを1セットにして運用します。複数のセットを構成して運用することもできます。

アーカイブフォルダの登録

用途別の3つのフォルダを用意します。

フォルダ

説 明

登録用フォルダ

アーカイブ実行前のファイルを登録するフォルダです。

アーカイブ用フォルダ

ファイルのコピーがアーカイブ保存されるフォルダです。PDFタイムスタンプ連携ではタイムスタンプ付与されたPDFファイルが保存されます。

原本保存用フォルダ

アーカイブ前(タイムスタンプ付与前)の原本ファイルが保存されるフォルダです。

  • 登録用フォルダは、ドキュメントルート内のフォルダを自由に指定できます。

  • アーカイブ用・原本保存用フォルダは、FileBlogサーバーのローカルドライブにあるドキュメントルート内のフォルダを推奨します。

  • 3つのフォルダは、ドキュメントルート外のフォルダを指定することができません。

電子帳簿保存法対応の既定のアーカイブフォルダを簡単に登録できコマンドを用意しています。(評価用途の環境構築向け)

[例-1]3つのフォルダが同一のドキュメントルートにある

フォルダ

ファイルサーバー

FileBlogパス

登録

D:\Documents\input

/Docs/input

アーカイブ

D:\Documents\output

/Docs/output

原本保存

D:\Documents\backup

/Docs/backup

[例-2]3つのフォルダが別々のドキュメントルートにある

フォルダ

ファイルサーバー

FileBlogパス

登録

\\server\Documents

/Docs

アーカイブ

D:\Archives\output

/output

原本保存

D:\Master\data

/master

[例-3]登録用フォルダとアーカイブ・原本保存フォルダが別のドキュメントルートにある

フォルダ

ファイルサーバー

FileBlogパス

登録

\\server\Documents

/Docs

アーカイブ

D:\Archives\output

/Arc/output

原本保存

D:\Archives\masterdata

/Arc/masterdata

[例-4]2つのフォルダセット

セット

フォルダ

ファイルサーバー

FileBlogパス

(A)

登録

\\server\Evidence\Sales

/Docs/sales

(A)

アーカイブ

D:\Archives\sales\output

/Arc/sales/output

(A)

原本保存

D:\Archives\sales\original

/Arc/sales/original

(B)

登録

\\server\Evidence\Cost

/Docs/cost

(B)

アーカイブ

D:\Archives\cost\output

/Arc/cost/output

(B)

原本保存

D:\Archives\cost\original

/Arc/cost/original

アーカイブフォルダの関連付け

3つのフォルダを関連付けて1セットに設定します。

  1. [管理ツール > 設定全般 > PDFタイムスタンプ]を選択します。

    ../../../_images/20241108-102131-420.png
  2. [PdfTimeStamp/Directories]を選択します。

  3. [追加]を選択して[input(登録) / output(アーカイブ) / backup(原本保存)]にそれぞれのフォルダを指定します。複数のセットを定義することもできます。

    ../../../_images/20230906-161150-839.png
  4. [保存する]を選択しサービスを再起動します。

原本保存の意義

  • PDFに添付されてアーカイブされるファイル(Excel、Word等)の内容確認を簡便にするため(PDFから添付ファイルを取り出すより簡単・早い)

  • 万一、アーカイブ実行によりPDFが破損してしまったときに原本を復元できるようにするため

  • ある時点に当該ファイルが存在していたことの証明のため