サーバーツール

FileBlogサーバーには[FileBlog.exe]というコマンドラインツールが含まれています。

 [インストールフォルダ]\bin\fileblog.exe

コマンドラインツールの実行準備

  1. コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動します。

    • 右クリックなどすると「管理者として実行」のメニューが表示されます。

    ../../../_images/20240412-105347-910.png
  2. 起動後に「管理者」が表示されていることを確認します。

    ../../../_images/20240412-105651-192.png
  3. コマンドラインツールの保存されているフォルダに移動するコマンドを実行します。

    cd C:\Program Files\Teppi Technology\FileBlog\5.0\Bin
    
    • 上記は標準既定の[インストールフォルダ]のパスです。

    • インストール環境に応じたパスに変更してから実行してください。

  4. フォルダが移動したら準備完了です。続けて以下で紹介する各種コマンドを実行します。

    ../../../_images/20240412-110552-681.png

文書数のカウントを実行する

検索対象文書数のカウントのみを対象にインデックス再構築のクロール処理のみを実行することができます。

インデックス初期構築前や検索除外の設定後に検索対象文書数の調査・確認ができます。

fileblog.exe publish crawlonly <dir>
  • <dir>では対象フォルダをFileBlogのVFSパスで指定します。

  • 全体の指定:/

  • 特定フォルダの指定:/DocRoot/aaa/bbb

    • WEBドキュメントルートは指定できません。

  • 実行すると[管理ツール > インデックス構築状況]に「フォルダ探索」の処理が投入されます。

    ../../../_images/crawltask.png

アクセスログをCSV変換する

出力されるアクセスログファイルはLTSV形式です。 Excelなどを使って集計するときはツールを使用してCSV形式に変換してください。

fileblog.exe accesslog converttocsv
  • このコマンドを実行するとツールがCSV変換を実行します。

  • アクセスログフォルダにある全アクセスログファイルをCSV形式に変換して保存します。

  • 列順が統一されます。

CSVファイルの出力先フォルダです。

 [AppData]\AccessLog\Log\csv

タグ情報をインポートする

CSVファイルをインポートすることでファイル/フォルダにタグ情報を一括登録することができます。

fileblog.exe tag import <CsvPath>
  • <CsvPath>は、D:\output\tagsimport.csvのように実在するCSVファイルのパスを指定します。

  • CSVファイルはFileBlogからエクスポートした形式を使用します。

    ../../../_images/cl001.png

エラーログも出力する

CSVファイルの取り込みに失敗した行を抽出するには次のコマンドを実行します。

  1. コマンドプロンプト画面にエラーを表示させるコマンドです。

    fileblog.exe tag import <CsvPath> 2>&1
    
  2. ファイルにエラーを出力させるコマンドです。(コマンドプロンプト画面には表示されません)

    fileblog.exe tag import <CsvPath> > <OutPath> 2>&1
    
    • <OutPath>は、c:\work\result.txtのような出力先のパスを指定します。

タグ情報をエクスポートする

CSVファイルにタグ情報を一括出力することができます。

fileblog.exe tag export <dir> <CsvPath>
  • <dir>は、対象フォルダを/DocRoot/ShareのようにVFSパスで指定します。

  • <CsvPath>は、D:\work\tag-output.csvのように出力先のファイルパスを指定します。

コマンドにオプションを用意しています。

オプション

説 明

--Keyword <Keyword>

pathに指定したフォルダ以下を対象として検索した結果のファイル/フォルダのタグを出力します。

<Keyword>には検索キーワードを指定します。

--List

pathに指定したフォルダ以下のファイル/フォルダのタグを出力します。

--Recurseの指定によりサブフォルダ以下も対象にします。

--Keywordを併用できません。

--Recurse

pathに指定したフォルダ以下を再帰的に探索するかどうかを指定します。

--List指定において機能します。

--Tags <Tags>

出力するタグ名称(フィールド名)をカンマ区切りで指定します。省略時は全タグを出力します。指定したタグ名称の並び順は出力結果に影響しません。

--Size

ファイルサイズも出力します。

--LastWriteTime

ファイル更新日時も出力します。

--ExcluedHidden

隠し属性ありのファイル/フォルダを出力しません。

--FileHash

ファイルのハッシュ値を出力します。

指定フォルダのタグ情報を出力する

フォルダを指定してタグ情報を一括出力します。

  1. 指定したフォルダの直下にあるファイル/フォルダのタグ情報を出力します。

    fileblog.exe tag export <dir> <CsvPath> --List
    
  2. 指定フォルダの直下とサブフォルダ以降にあるファイル/フォルダのタグ情報を出力します。

    fileblog.exe tag export <dir> <CsvPath> --List --Recurse
    
  3. 出力対象にサブフォルダを含めるが、隠し属性ありのファイル/フォルダは含めないで出力します。

    fileblog.exe tag export <dir> <CsvPath> --List --Recurse --ExcludeHidden
    
  4. 出力対象にサブフォルダは含めず、サイズ、更新日時、ハッシュ値を含めて出力します。

    fileblog.exe tag export <dir> <CsvPath> --List --Size --LastWriteTime --FileHash
    

検索結果のタグ情報を出力する

検索結果にあるファイル/フォルダのタグ情報を一括出力します。

fileblog.exe tag export <dir> <CsvPath> --Keyword <Keyword>

<Keyword>に検索キーワードを指定します。

  1. 指定フォルダにてキーワード仕様書で全文検索した結果のタグ情報を出力します。

    fileblog.exe tag export /DocRoot/share D:\output\tags.csv --Keyword 仕様書
    
  2. 指定フォルダの階層に含まれるフォルダのみのタグ情報を出力します。

    fileblog.exe tag export /DocRoot/share D:\output\tags.csv --Keyword "type:folder"
    

タグを指定して出力する

指定したタグ項目のみの情報を一括出力します。

fileblog.exe tag export <dir> <CsvPath> --Tags <Tags>

<Tags>にタグ項目のフィールド名を指定します。

  1. 指定フォルダにてタグ項目tfb_descriptionのみのタグ情報を出力します。

    fileblog.exe tag export /DocRoot/share D:\output\tags.csv --List --Tags tfb_description,tfb_comment 
    
  2. 全対象にタグ項目tfb_descriptionとtfb_commentのみのタグ情報を出力します。

    fileblog.exe tag export / D:\output\tags.csv --List --Recurse --Tags tfb_description,tfb_comment 
    

アーカイブを一括実行する

CSVファイルの指定で複数ファイルのアーカイブを一括実行することができます。 アーカイブ機能の使用にはオプションライセンスが必要です。

fileblog.exe timestamp archive <CsvPath> <ResultCsvPath>
  • <CsvPath>には対象CSVのファイルパスを指定します。

    • 例)D:\work\archive.csv

  • <ResultCsvPath>には成否結果を出力するファイルパスを指定します。

    • 例)D:\work\result.txt

CSVファイルの仕様

  • エンコーディングはUTF-8です。

  • 1行目はヘッダーで__PATH__を記述します。

  • 2行目以降に/で始まるファイルパス(VFSパス)を記述します。

    • WEBドキュメントルートの指定はできません。

__PATH__
/DocRoot/aaa/bbb.pdf
/DocRoot/aaa/ccc.pdf

結果の見方

実行後に5項目の結果が出力されます。

INPUTPATH,SUCCEEDED,DETAIL,OUTPUTPATH,BACKUPPATH
/Docs/working/invoice.pdf,True,,/Docs/archives/invoice.pdf,/Docs/original/invoice.pdf

列名

説明

INPUTPATH

アーカイブ対象ファイルパス

SUCCEEDED

成否(TRUE/FALSE)

DETAIL

失敗時のエラーメッセージ

OUTPUTPATH

アーカイブ先のファイルパス

BACKUPPATH

原本保存先のファイルパス

プレビュー保存フォルダを掃除する

プレビュー保存フォルダには運用中に出力されたファイルが保存されています。 それらファイルを一括削除することができます。

erroru.txt を削除する

プレビュー作成の失敗時に記録されるファイルです。

fileblog.exe tpi purge errortext <dir>
  • <dir>では対象フォルダをFileBlogのVFSパスで指定します。

  • 例)/DocRoot/Smaple/Test

bodyerror.txt を削除する

インデックス登録用にファイルからテキスト抽出したときの失敗時に記録されるファイルです。

fileblog tpi purge bodyerrortext <dir>

bodyu.txt・bodyerror.txt の両方を削除する

bodyu.txtはインデックス登録用にファイルから抽出したテキスト情報です。

fileblog.exe tpi purge bodytext <dir>

プレビューファイルを削除する

サムネイル・プレビュー用のファイルです。

fileblog.exe tpi purge preview <dir>

プレビュー保存フォルダ内のファイルを削除する

errou.txt bodyerror.txt bodyu.txt プレビューファイルを削除します。

fileblog.exe tpi purge all <dir>

削除するファイル形式を指定する

fileblog.exe tpi purge bodytext <dir> --mask *.pdf;*.tiff
  • --mask で拡張子を指定します

  • にて、*.docx*.xlsx;*.pptxのように単数また複数の拡張子を指定します。

インデクサーを停止・開始する

Fb5Indexerサービス(インデクサー)の停止・開始を実行するコマンドです。

  1. 停止

    fileblog.exe service stop --name indexer
    
  2. 開始

    fileblog.exe service start --name indexer