ファイルを直接開く
ファイル操作メニューの[直接開く]を選択すると、サーバーからファイルをダウンロードすることなく直接開くことができます。
Windowsエクスプローラーでファイルをダブルクリックして開くのと同様に、ファイルサーバーのファイルをPCのアプリケーションで開いて編集・上書き保存ができます。
この機能はRA・CMエディションで使用できます。FSエディションでは使用できません。(評価版では使用できます)
本機能の使用前提
ローカルエリア内(LAN)のWindows PCでのみ使用できます。
PCにFileBlogClientのインストールが必要です。
Windowsエクスプローラーで参照できない(共有接続できない)対象には使用できません。
Mac、iPad、iPhone、Android端末では使用できません。
基本設定
[直接開く]が実行できる既定条件
標準で設定されている適用条件です。
次のネットワークにある端末からの実行を許可
192.168.0.0/24
127.0.0.0/8
::1/128
フォルダとファイルに実行を許可
次の拡張子には実行を許可しない
com
exe
bat
cmd
vbs
vbe
js
jse
wsf
wsh
条件の変更
[管理ツール > 設定全般]を選択します。
[すべての設定 > WEBサーバー > DirectOpenAccessRules]を選択します。
[変更]を選択して適用条件を編集します。
ほとんどの場合は既定条件のIPアドレスや拡張子の変更/追加で対応できます。
パスやユーザーIDなどでも条件を加えるには既定条件を全削除してから条件を追加していくことをおすすめします。
[保存する]を選択します。
ドキュメントルートがローカルドライブの場合
ドキュメントルートフォルダにFileBlogサーバーのローカルドライブを指定していて、次のいずれかに当てはまる場合は本機能を使用できません。
ドキュメントルートに指定したフォルダが共有設定されていない
ドキュメントルート指定のフォルダは共有設定されているが、
D:\share
のようなローカルパスで指定している
フォルダの共有設定
ドキュメントルートに指定するフォルダはWindowsの共有設定でLAN内で公開することが必要です。
フォルダ共有化によりWindowsエクスプローラで接続可能な状態になるため適切なセキュリティを設定してください。
フォルダの共有設定後にドキュメントルートで指定しているフォルダパスの変更が必要です。
\\Server\share
や\\IPアドレス\share
のようにUNCパスに変更してください。
ドキュメントルート設定の変更後にインデックス再構築が必要です。
※ 大規模環境で既にインデックス構築済みの場合は再構築に時間を要するため、次のドキュメントルートパターン設定でインデックス再構築なしに本機能を使用できるようになります。なおアクセスベースの列挙(Windows Access-based Enumeration)を有効するには、ドキュメントルートフォルダのUNCパスでの指定が必要です。
ドキュメントルートパターン
ドキュメントルートフォルダの指定は変更しないで、公開フォルダのパスパターンだけを追加する方法です。 [直接開く]等の実行時に登録したパスとして読み込みます。 ドキュメントルートの変更が難しい場合にはこの方法が有効です。
[管理ツール > 設定全般 > すべての設定 > ドキュメントルート]を選択します。
設定されているドキュメントルート定義を編集します。
[Patterns]に共有設定フォルダのUNCパスを登録します。
[保存する]を選択してサービスを再起動します。