タグの設定
タグ情報を登録したファイルにタイムスタンプ付与してアーカイブすることもできます。登録されたタグ情報はアーカイブ後も検索・閲覧の対象になります。
ファイルのアーカイブ実行にはタグ情報の登録は必須ではありませんが、電子帳簿保存法の求める「取引年月日・取引金額・取引先」の情報での検索要件を満たすには次の方法があります。
ファイル名に3つの情報をいれておく(例:20230915-001_5000000_シンヨコサービス.pdf)
タグに3つの情報を登録する
帳簿に記録された情報と紐づくIDのようなものファイル名に入れるか、タグ情報として登録する
本編では電子帳簿保存法への対応に必要なタグ項目の設定を紹介します。
タグの登録(電子帳簿保存法対応)
[管理ツール > 設定全般 > すべての設定 > タグ定義]を選択します。
[既定プロパティから選択して追加]を選択します。
[取引年月日~アーカイブ実施者]の6つのタグを選択して[OK]で閉じます。
[保存する]を選択してサービスを再起動します。
タグの表示
タグ項目を設定すると標準で全てのフォルダ/ファイルにタグ項目が表示されるようになります。
フォルダ毎に表示させるタグを設定することができます。
設定方法はタグの表示を参照してください。
検索パネルにタグを表示させる
検索パネルに表示させる検索項目を編集してタグも標準検索項目にすることができます。
設定方法は高度な検索の表示フィールドを参照してください。
【参考】小数点のある数値をタグ[取引金額]に登録して運用するには
取引に外貨を使用していると取引金額に小数点のある数値を登録する場合があります。 PDFタイムスタンプ機能の既定タグ[取引金額]は整数型で定義されているため、小数点のある数値を登録すると検索インデックスに登録されません。 小数点のある数値を登録するタグの定義は以下次の手順を参考にしてください。
浮動小数点型のタグ定義
浮動小数点(数)とは、コンピューターで小数を数値表現する方法です。
[管理ツール > 設定全般 > タグ > Tags]を選択します。
[追加]を選択して新規にタグ定義をします。
[フィールド名]には例えば
pdfts_amount_double
と入力します。[表示名には]には例えば
取引金額(小数点可)
と入力します[データ型]は
浮動小数点型
を選択します。
[OK]で閉じて[保存する]を選択し、そのままサービスを再起動します。
[管理ツール > 設定全般 > タグ > Tags > TagLayout]を選択します。
タイムスタンプ用定義の編集ダイアログを開いて[取引金額(円)]を[取引金額(小数点可)]に変更して保存します。
[管理ツール > 設定全般 > PDFタイムスタンプ > tagnames]を選択します。
[pdfts_amount]を[pdfts_amount_double]に変更して保存します。
[管理ツール > 設定全般 > PDFタイムスタンプ > documenttype]を選択します。
各定義を編集して[option/amountRequired]のチェックを外します。
各定義の編集画面にある[option/otherTagConstraints > 追加]を選択して[pdfts_amount_double]を追加します。(必要に応じて)
[保存する]を選択してサービス再起動のダイアログが表示されたら再起動します。ダイアログが表示されなければWEBサーバー(Fb5Web)のサービスを再起動します。