正規表現式で検索する

検索キーワード(検索式)を正規表現で指定することができます。

規則性のある文字列を検索するときに役立ちます。

正規表現式を利用できる対象

正規表現式を利用できる検索対象フィールドです。

指定対象

フィールド

説 明

パス

path

ファイルまたはフォルダのパスに該当します。

フォルダパス

parentpath

親フォルダのパスに該当します。

タグ

*_st_tfb

文字列(完全一致)型のタグに該当します

正規表現式の記述ルール

  • path: parentpath: *_st_tfb:のようにフィールドに半角コロンを付けて指定します。

  • path:/aaa/のように/で始まり/で終わる文字列を正規表現として扱います。

    • path:/DocRoot/hogeのように/で始まるが/で終わらない文字列は正規表現として扱いません。

  • path:"/aaa/"のように""で囲われた文字は正規表現として扱いません。

  • path:/aa\"bb\"/のように正規表現式内で""を使用するには\でエスケープします。

  • path:/aa\ bb/のように正規表現式内で半角空白を使用するには\でエスケープします。

    • path:/aa\sbb/のように\sでも半角空白を表現できます。

  • 先頭または末尾を意味するフラグ^ $は使用できません。

  • 対象フィールドによっては文字の大小と全半角が区別されます。

大 / 小文字・全 / 半角の区別

検索式に正規表現を利用した場合もFileBlogの内部的な正規化処理が検索時に影響します。

フィールド

半角・全角カタカナ

半角・全角英数

大文字・小文字

path

区別する

区別する

区別する

parentpath

区別する

区別する

区別しない

*_st_tfb

区別しない

区別しない

区別しない

正規表現式の例

path:フィールド

ファイル名の8文字目にXのあるファイルを検索するときの式です。

path:/.*\/[^\/]{7}X[^\/]*/

parentpath:フィールド

/DocRoot/案件データ/顧客名/年度/案件番号の階層があり、/顧客名 /年度 /案件番号のフォルダがそれぞれ複数あります。複数ある各/案件番号フォルダを指定するときの式です。

つまり、/DocRoot/案件データから3階層目(/案件番号)を指定する式です。

parentpath:/\/DocRoot\/案件データ\/[^\/]*\/[^\/]*/

*_st_tfb:フィールド

タグに型式番号や学籍番号などの値を登録しているとき次の条件に当てはめるための式です。

  • 6文字以上の値である

  • 先頭文字がH、M、T以外である

  • 3番目の文字とBKの間には2個以上の文字がある。

  • 最後の2文字がBKである

model_st_tfb:/[^HMT][1-5].+BK/

使用できる正規表現

FileBlogで使用できる正規表現の指定方法です。

指定方法

説 明

使用可否

文字列

指定の文字列に一致

^文字列

先頭が指定の文字列に一致

×

文字列$

末尾が指定の文字列に一致

×

^文字列$

指定の文字列のみに一致

×

^$

空(文字列のない)に一致

×

.

任意の1文字に一致します。

文字*

直前の文字が0回以上の繰り返し

.*

任意の文字列

文字+

直前の文字が1回以上繰り返し

文字?

直前の文字が0回または1回の繰り返し

正規表現\|正規表現

左右の正規表現のどちらかに一致

(正規表現)

()で括った正規表現をグループ化

文字{n}

直前の文字がn回の繰り返し

文字{n,}

直前の文字がn回以上の繰り返し

文字{n,m}

直前の文字がn回以上,m回以内の文字列

[文字列]

[ ]内に指定された文字列のいずれかの1文字に一致

[^文字列]

[ ]内に指定された文字列以外の文字に一致

[文字-文字]

文字コードの昇順範囲内のいずれか1文字に一致

[^文字-文字]

文字コードの昇順範囲外の1文字に一致

\特殊文字

/ .などの特殊文字を通常文字として扱う

(エスケープ処置)