ACLサーチ
検索エンジンが高速に検索結果を返すための機能です。
ファイル/フォルダに付与されているアクセス権情報を検索インデックスデータに登録します。
検索インデックスデータのアクセス権情報を基に検索実行ユーザーの権限に対応するものを検索結果として表示します。
ACLサーチのメリット
検索インデックスにアクセス権情報を含めることで、検索実行時にアクセス権のあるファイルだけを高速に検索結果一覧として抽出することができます。
ACLサーチを使用しない場合、権限の小さいユーザーが広範囲を対象に検索すると、検索結果一覧を取得しても結果のほとんどがアクセス権不足で表示できないことが想定され、ユーザーの権限に対応する検索結果を表示する(整理する)のに時間を要します。
ACLサーチの利用条件
FileBlogは以下のいずれかの条件において、ファイル/フォルダのアクセス権を検索インデックスに登録することができます。
FileBlogサーバーとファイルサーバーが同一のWindows Active Directoryドメインメンバーであり、ファイルサーバーのファイル/フォルダのセキュリティ設定が当該ドメインのユーザー/グループに対して設定されている場合
ドキュメントルートがFileBlogサーバーのローカルフォルダのみを対象としている場合
上記以外の環境ではACLサーチ機能を無効(OFF)にすることが必要です。
例えば以下のような環境の場合です。
FileBlogサーバーとファイルサーバーが同一ドメインに参加していても、ファイルサーバーのローカルグループにアクセス権が付与されていて、そのローカルグループにドメインユーザー/ドメイングループを含めることで間接的にドメインユーザーにアクセス権が与えられている。
FileBlogサーバーまたはファイルサーバーがドメインに参加しない独立のワークグループにある。
ACLサーチの無効化
標準設定ではACLサーチ機能は有効(ON)になっているので、利用条件にあてはまらない環境では無効(OFF)にしてください。
無効にしないと正しい検索結果を得られません。
[管理ツール > 設定全般]を選択します。
[すべての設定 > 検索サービス > AclSearch]を選択します。
[Aclsearch]のチェックを外します。
[保存する]を選択してサービスを再起動します。
ACLサーチの有効化
ACLサーチ機能が無効になっている状態(検索インデックスの登録済み)から有効にする方法です。
[管理ツール > 設定全般]を選択します。
[すべての設定 > 検索サービス > AclSearch]を選択します。
3.[Aclsearch]にチェックをいれます。
4.[保存する]を選択してサービスを再起動します。
5.インデックスを初期化して再構築を行います。